正観寺の歩きかた

正観寺は、戦後、世界平和、人類救済のため信仰の里として1949年の元旦、当地に開山しました。

華厳宗総本山奈良東大寺の末寺で、大日大聖不動明王様をご本尊としてお祀りしております。

 

庭園では、春は桜や牡丹、藤。夏は紫陽花や睡蓮。秋には金木犀や萩。冬にはさざんかや梅など、四季折々の景色をお楽しみいただくことができます。

藤棚の下や公園でお花見を楽しまれる方もいらっしゃいます。

(※飲食の持ち込み可。ゴミはお持ち帰りくださいますよう、お願いいたします。)

ぜひゆっくりと、季節の声にも耳を傾け、静かに流れる時間をお楽しみください。

 

 

また、境内には「八大地獄」がございます。

私たちは、六道(地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人間・天界)を輪廻転生すると考えられており、今は人間界に生きています。来世の行き先は、生前の行為が閻魔大王様によって裁かれ決定します。

六道の世界はいずれも迷いや苦しみに満ちていますが、そのうち「地獄」の苦しみは他の世界とは比べものになりません。当寺の「八大地獄」で地獄界を知り、人生を見つめ直すきっかけになれば幸いです。

 

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さらに、2023年1月末より境内に「遊観」という場所が誕生しました。遊観は誰もが「想い出せる」アートスタジオです。

ここでの「想い出す」とは、①自分に問いかけ、自分について思い出す、内観する。②自分の想いを出す、表現する。という2つの意味があります。

 

そして、アートスタジオではありますが「アート」は目に見える作品のことだけではありません。音や身体表現、対話の中の言葉など表現全般において自分の心の叫びを外に出してみるというスタンスを、「アート」と呼んでいます。

 

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オープン日には、「その日の色ペイント」と題してオープニングイベントを開催しました。

瞑想してその日1日の行動と感情を振り返り、表現したいと思った感情を色にして、椅子に乗せる。

 

こうしてその日その人にしか出せなかった表現が並び、素敵な空間になりました。

今後「みんなの椅子」として遊観で大切に使用していきます。

 

時間という概念を置いて、ゆっくり、想い出せる場をお楽しみください。

 

イベントも随時開催しておりますので、お気軽に遊びにいらしてくださいね。

 

 

 

詳細はホームページをご確認ください。

 

正観寺ホームページ https://kegonshu-shokanji.com/index.html

遊観ホームページ https://yuhkan1030.studio.site/

 

 

堀江奈々子

神戸大学発達科学部人間表現学科卒業。株式会社パソナ日本創生大学校を経て、2022年4月牟岐町にUターン。2023年1月一般社団法人遊観を設立。