文化庁が認定する「100年フード」に挑戦!

文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。

 

【100年フードとは】

牟岐町ではこれまでに、「出羽島の島そうめん」、「押し寿司」が認定されています。

 

この度、牟岐町観光協会が新たな認定を目指そうと、牟岐キャリアサポート、牟岐中学校の生徒と共に頑張っています。

今回登録を目指すのは「浜絶句弁当」!

【浜節句とは】

徳島県南部地域に月遅れ(4/3)の桃の節句を祝う行事の一つとして行われてきたと言われていますが、詳しいことがよくわかっていません。

昔は大人は重箱で、子どもは遊山箱にタケノコやワラビの煮物、巻き寿司やいなり寿司、天草で作った寒天を入れて砂浜や海岸へ行って、春を五感で楽しむ風習。

平日であれば漁師さんはじめ、いろんな仕事が休日になり家族で子どもの成長を祝い、楽しみます。

 

2月から子どもたちとNPO法人ひとつむぎや牟岐町に滞在している大学生、若手社会人が一緒に、ワークショップを開催し浜節句の歴史やお重の中身について調査を始めました。

3月には実際調査をしてわかった浜節句弁当に入る巻きずしやウサギをモチーフにしたゆで卵などを実際に作るワークショップも開催!

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実際に浜節句を経験したことのない子どもたちもいて、今年の4/3はみんなで浜に出ようと楽しみにしていましたが、今年の浜節句はあいにくの雨、そこで急遽、浜節句のためにモラスコむぎに集まった人を対象に聞き取り調査を行いました。

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2月以降の活動で浜節句のお重の中身やその歴史について徐々に明らかになってきました。

そしていよいよ浜節句弁当の再現です。各家庭中身は様々ですが、今回再現したのは調査で意見の多かったもの。

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巻きずし、ボウゼの姿寿司、煮しめ、寒天ゼリー、大根と人参のなま酢、トコブシ、牟岐町では昔から親しまれている料理ばかりです。

ちゃんとうさぎをモチーフにしたうさぎのゆで卵も入ってますよ。

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再現にご協力いただいたJA徳島県牟岐女性部の皆さんと子どもたちも遊山箱に思い思いの料理を詰めていきました。

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小学6年生だったメンバーも中学生になりました。

ここで登録に向けたプロジェクトはいったん終了!

後は2月に発表される認定結果を待つのみです。

登録されなくても、あたり前だった地域行事が社会の変化によって廃れ、忘れ去られる事が多くなった現在、地域の子どもたちや大人、牟岐町に関わって下さる大学生と共に伝統行事を守っていくこと、繋げていくことの大切さを学んだいいきっかけになったと思います。

2月の報告にこうご期待‼