「浜節句」
4月3日牟岐町では旧暦の桃の節句を祝う伝統行事の「浜節句」の日。
今年は晴天に恵まれ、牟岐町の各浜辺ではごちそうを囲みながらの浜節句が行われました。
浜節句とは
桃の節句を祝う行事昔は大人は重箱で、子どもは遊山箱にタケノコやワラビの煮物、巻き寿司やいなり寿司、
天草で作った寒天を入れて砂浜や海岸へ行って、家族や友達と春を五感で楽しむ風習。
平日であれば漁師さんはじめ、いろんな仕事が休日になり
子どもの成長を祝い、楽しむというもの。
午前11時ごろ、モラスコむぎでは各々に風呂敷やカバンにお弁当を入れて
たくさんの方々がやってきました。
近年、牟岐町では古くから伝わるこの風習を後世に繋げようと活動をしています。
昨年度は地元中学生やJA徳島県牟岐女性部らが伝統的に食べられていた浜節句のお重の料理を再現。
文化庁認定制度「100年フード」に認定されました。
「100年フード」とは?
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取り組みを推進しています。
これまでに300件の食文化が認定され、認定後は、
各種メディアで認定団体の活動が数多く取り上げられたり、ロゴマーク入りの商品が販売されるなど、
100年フードの取組は全国に広がりを見せています。
*文化庁ホームページより
この日もJA徳島県牟岐女性部や庁のNPO法人ひとつむぎのメンバーが料理し、
游山箱などに詰め、中学生と共に地元料理を楽しみました。
巻き寿司やいなり寿司
えびやトコブシの煮付け
果物やようかん
色とりどりの鮮やかな料理を詰めたお重や遊山箱が並びます。
この日の小島の浜は約70人ほどが浜節句を楽しみました。
毎年この日に行われる伝統行事、大切に残していきたいものです。