京都産業大学木原ゼミ生、京都・西陣で牟岐町の活性化策を考えるイベントを開催
私たち京都産業大学現代社会学部の木原ゼミでは、人と地域、人と人を結び、特に牟岐町方たちとの交流を深めながら、その魅力を発信すべく、日々活動しています。
2023年12月16日、京都市上京区の学外施設、「町家学びテラス・西陣」において、ゼミ生がこれまで牟岐町で学んできたことを振り返り、次の代に伝えていくことを目的に、「未来へ繋ぐ 〜牟岐と木原ゼミの軌跡〜」と題したイベントを開催しました。
JAかいふ牟岐事務所の皆さんをはじめとした牟岐町の方々や、牟岐に関わりのある方をゲストに迎えて、参加者は総勢40名を超え、盛況となりました。
イベントでは、長年牟岐に受け継がれ、文化庁の100年フードにも認定された「牟岐の押し寿司」づくりを、JAかいふ女性部のみなさんに教わりながら一緒に体験しました。
今後100年続いていくような牟岐の新たな伝統食として、ゼミ生が考案し、牟岐の食材を使った「ゆず味噌香る牟岐ライスバーガー」を発表し、試食した皆さんから好評をいただきました。
また、ゼミでは「関係人口の創出」をテーマにこれまで活動してきましたが、そもそも私たちにとって関係人口とは何か、関係人口となった人がどのように継続的に町に関わることができるのかついて、今一度牟岐町の人たちと話してみたいと、トークショーやトークセッションを企画しました。
トークショーでは、ゲストの方に牟岐での思い出や町のこれからにかける思いなどを対談形式で語っていただきました。また、トークセッションでは、参加者が3つのグループに分かれて牟岐町の未来や持続する関係人口について語り合い、社会人になってもふと牟岐を訪れたり、時折町の人のことを思い出すことも関係人口を紡いでいくことにつながるのだと感じました。
「遠く離れた京都の学生が牟岐のこと熱心に考えてくれることがうれしい」といった言葉もいただき、それぞれが息長く関わり続ける方法を見つけていきたいと思いました。
今後木原ゼミでは、今回のイベントを企画した3年生からバトンを引き継いだ2年生が中心となり、京都市内でのマルシェへの出店や、考案したライスバーガーの販売を通じて、牟岐町の魅力をより多くの人に伝える活動を予定しています。
開催したイベントの様子は以下のゼミ公式Webサイトからもご覧いただけます。
(文責)中西桃香